多摩川にアザラシがやって来た

ついにアザラシが顔を出しました!
体長は1.5mぐらい。
まるでヘルメットを被ったおっさんが
「バァ〜」と水面から顔を出したかのようです(笑)。
 


  その後、暗くなるまで10分間隔ぐらいで
  1回が約1分間、頭をのぞかせました。
  そして、見物してる人の列を不思議そうな顔をしながら、
  大きな目で「みんな何見てんの?」 っていう感じで
  グル〜っと見回して再び潜ります。  
 

 

鉄橋の橋脚から20mぐらい下流で、
ちょうど僕が見物していたところの真横、
川岸から2、30mぐらいの辺りから決まって
ひょこっと頭を出し、キョロキョロこちらを見ています。
 

  僕が最初に着いた、向こう岸からも見えるのでしょうか。
  この現場に到着した僕は、アザラシが寝転がっていた橋脚のすぐ横、
  最短距離にいましたが、そこはちょうど夕日が水面に反射して、
  眩しくてとても見えたもんじゃありませんでした。
  橋脚で夕日を遮った位置に移動し、
  スタンバったのが功を奏しました。
 

だんだん暗くなってきました。
しかし、照明をつけると逃げてしまうかもしれない、
という判断で行けるところまで行きます。
映像に堪えられなくなったら、ライトをつけます。
我々見物人もフラッシュを焚かずに頑張ります。
 


サンシャイン水族館の人によると、
  若いアゴヒゲアザラシじゃないかということです。

  【アゴヒゲアザラシ】
  学名 Erignathus barbatus
  英名 bearded seal
  分類 アゴヒゲアザラシ属 アザラシ科 鰭脚目
  分布 北太平洋、北大西洋、北極海等の北極圏、
     北海道近海に流氷とともにやってくることもあります。

 

東横線の鉄橋下の堰までは海水が入り込んでいるので、
イワシやカレイもいます。
ボラもピョンピョン水面から飛んでいます。
2週間ぐらい前からこの辺りにいたというので
これらを食べながら、ホントに住み着いたのかもしれません。

ところで、カメラの写真ではこうですが、
肉眼ではもっと近くに、大きく見えます。
つくづく望遠レンズが欲しい、と思いました。
 

  近年、ワニガメやピラニア等の南米の魚が釣れる回数も多く、
  繁殖もしてる(かもしれない)多摩川。
  これら南米の魚、また全国の湖沼で大繁殖している
  ブルーギルやブラックバスも最初は1匹、少なかったのです。
  ってことはアゴヒゲアザラシも・・・
  目撃されてないだけでまだいるのかも・・・しれない!?
 

ディレクターのインカムから聞こえてくる中継車からの声で
『スーパーニュース』の”放送後記”に再び中継が来るそうです。
安藤アナウンサーが直接こちらに呼び掛けるということです。
アザラシもタイミングよく現われてくれればいいのですが。
5秒前、4、3、2・・・ブツっ!
・・・切れました(ディレクターこける)。
どうやら直前も直前、数秒前にこちらはカットになりました(ガクっ)。
その代わり、番組のエンディングに来ることになりました。
 

  来ます、10、9、8、7、6、5秒前、
  4、3・・・「出た出たぁ!」(僕)
   誰かが合図を出したかのような素晴らしいタイミングで
  アザラシが顔をのぞかせたので、
  黒住レポーターもレポートが興奮ぎみです。
  その場にいるフジテレビ報道スタッフも、
  我々大勢の見物人も空気が一体となり、
  河川敷にいた全員が今日一番盛り上がった目撃現場でした。
  オンエアーが終わった瞬間、大拍手が沸き起こりました。
  スタッフはガッツポーズです。
 


「ああ、よかった、こんな楽しい取材は初めて!」
とスタッフは口々に言いながら撤収に入っています。
また「こういう取材ばっかりだったらいいのになぁ」
とも言ってました(笑)。
奇しくもこの日、8月8日はフジテレビの日です。
「ありがとうございました」(ディレクター)
「おめでとうございました」 (僕)
と言ったが早いか、僕は日本テレビのUFO東京ドーム大会
「LEGEND」の中継を見るために自転車を飛ばし、
超ダッシュで家に向かいました(笑)。


クルマ
Tamachang1 Tamachang2 Today

Index