平成12年1月28日(金)のこと
1時限目 2時限目 3時限目 4時限目 5時限目 6時限目
1時限目
9:10〜10:00
恰幅のいい教官から今日の講習についての説明を受ける。
この日、社会参加活動コースを選択した47人は
2つの班に分かれ
(移動時のマイクロバス1台に全員乗り切れない、という割と単純な理由から)、
1班は1限終了後に早速、社会参加活動に行くという。
その間、2班と実車コースは座学。
実車、2班の社会参加活動の時は1班が座学。

昼休みの説明も・・・
食堂は小さいので混雑するとか、商店街に出ると中華の店があるとか、
大通りにはコンビニもあるとか、など。
時々、途中でこっそり帰る人もいるらしい。
でも再度来なければいけない。
そのまま黙っていると免停。
違反行為の説明窓口もあるそうだ。
自分の違反に納得いかない場合はこちらで。

2時限目
10:10〜11:00
別室に移動すると、やはり番号が書かれた机の上に
交通安全の腕章と”横断中”の黄色い旗。
まず、交通安全検証ビデオを見る。
他の人も真面目に見てるかな、と伺いながらも見入る。
最前列の若者は机に覆いかぶさって見ている。
彼はどの時限でもその姿勢だったので、何度も教官に注意されていた。

そして”ミドリのおばさん”の方法・注意点など説明。
この班を更に3つに分け、各交差点に配置するらしい。
活動中は教室を施錠するということなので、
荷物を置いて、腕章を着け、旗を持ち、マイクロバスに乗り込む。
トイレはここで行っておいた方がよいだろう。
いやぁ〜、雨や雪じゃなくてホントによかった。
よい天気なのでちょっとヤル気になり、だんだんワクワクしてきたきた。

3時限目
11:10〜12:00
後ろから順に詰めて座り、補助席もいっぱいの定員ギリギリのマイクロバス。
教官の人数確認の後、出発。
遠足気分で、全員で唄を歌いながら(ウソ)、外を眺めていると15分後に到着。
駅のバス乗り場で降りて人数確認。

すると、1人増えている!
何度確認してみても、なぜかどうしても1人多い。
どうやらバスを待っている一般のお客さんのところに停車したからだった。
自己申告で「僕は違います。」って。
そのお客さんもビックリしただろうなぁ。
突如、目の前に現れたバスから降りてきた集団に、
いきなり自分も含まれて人数確認されたんだから(笑)。

横断歩道での各々場所の指示を受け、すぐに開始。
1つの横断歩道にはこっちと向こうで2人。
人通りもかなり多いので、初めに旗を揚げる時だけ照れくさかったけど、
段々平気になってきた。
「他の人はどうかな。」と、チラチラ気にしながらも余裕が出てきて、
信号のタイミングを計り、街角ウォッチング。
ちょっと寒いけど、雲一つない冬晴れで気持ちいい!
信号以外に注意してたのは、知ってる人に会いませんように・・・、その一点だけ。
活動中に道を尋ねられた人もいたけど、地元の人じゃないので解らず、
近くの交番を教えたようだ。
引率(監視?)の教官も各々廻って声を掛けている。
20分ぐらいやったかな、廻ってきた教官「引き揚げましょう。」
正直なところ、「もう、終わり!?」と呆気無かった。
調子が出てきたところだったので、もうちょっとやりたかったな。
再びマイクロバスに乗り、センターへ。
ちょっと早かったけど3時限終了。

昼休み
12:00〜13:00
朝、ここへ来る途中でも見てきたけど、ラーメン屋ばっかり。
幸い早く終わったので、空いてるな、と思い、
食堂へ行くと、職員の人達が食べ終わる頃だった。
日替わりメニューの中華丼の食券を買い、待つこともなく座って食べることができた。
他のメニューはカレーライス、カツカレー、温かいそば類、牛丼だけ。
大盛りも無い。
カツカレーはすぐに売り切れ、続いて牛丼が売り切れた。
味は高が知れてるが、こういう市や県の施設の食堂のメニュー、貧相で結構好きだ。
食べ終わる頃にはすでに混雑し、順番待ちの列ができているので、
食べ終わるとすぐに席を立つ。
教室は飲食禁止なのだが、昼休みは許されている。
でも食堂から戻ってくると、何人か残っていた人は全員寝ている。
腹が減るより眠い方が先らしい。
家を出る時に持ってきた新聞を、めくる音がうるさいかな、
と、思いながらも堂々と読み、途中寝る。

4時限目
13:00〜13:50
社会参加活動コースの1班だけの講習。
実車コース、社会参加活動コースの2班はこの時間にやっているのだろう。
1人、行方不明になったので教官は捜しに行く。
見つからなかったようだけど、その1人は後に戻ってきた。
朝、机の上に置いてあったテキスト『ルールとマナー くらしの中の安全運転』を使い、
交通安全に関する講議。
教官の声がちょっと小さくて聞こえづらい。
マイク使えばいいのに・・・。
中だるみで、食後ということもあり、全員眠くなる。
途中、目を覚せようと、いきなり大きな声を2度3度。
そうか〜、それで途中は小さな声だったのか。

そして適性検査。
”もたもたしている車がいるとイライラする”とか、
”前に車を追い越さないと気が済まない”とか
”自分の運転はうまい運転だ”とか、30問ぐらいの質問をはい・いいえの二択で答える。
でも試験じゃないので、これによって落ちるということはない。
真剣にやろうとするんだけど、集中力が足りず、読解力も低下、
かなり適当に答えてしまった。

後半、教官の長い交通課勤務時代のお話。
熱中しすぎて話の途中で終了のチャイム。
「これで拍手でもあると、私も気分よく終われるんですが・・・」。
きっと毎日毎日、この話で拍手を強要してるのだろう。
でも、なかなか面白かったよ。
この日の教官の中で一番、客(?)を掴んだんじゃないかな。

5時限目
14:00〜14:50
実車コースの9人、社会参加活動コースの2班の人も戻ってきて、事故検証ビデオを見る。
テレビでよくやっている”緊急! 日本列島警察24時”の類いの番組が好きな僕は、
全然退屈せずに見入る。
その後、最近起こった神奈川県内の事故を黒板を使って解説。
時間より早く終了。

急いで商店街の自動販売機へ缶ミルクティーを買いに走る。
1000円札の使える自動販売機をなんとか捜し当て、
正門近くで寝転がっていた、
映画『子猫物語』のチャトラン似の太めの猫を触りながら飲んだ。
熱くて全然飲めないまま、6時限目が始まっちまった。
飲みかけの缶ミルクティー、空き缶入れの底に溢れないように置く。

6時限目
15:00〜15:50
今度は早く始まった。
4時限目にやった適性検査の結果が戻ってきた。
運転の傾向がA・B・C・D・Eと5つあり、AとDに丸の判が押してあった。
適当に答えてしまっているので、判定結果も注して気にしない。
そして点数制度の説明。
ここで僕は肘をついて寝てしまい、ガクッときて目が覚めた。
なかなか大きなアクションだったので、多分バレてる。

最後に感想文。
内容は
 ・安全運転のために心掛けること
 ・講習を受けての感想

「この講習会についての要望を書いても結構です。」
堅苦しい講議ばかりじゃなくて、
もっとくだけた話、面白い話とかがあってもよい、と書いてくれ、
と、言わんばかりのさっきの教官。
彼は人前で話をし、ウケることを覚えている(笑)。
適性検査でチェックされてる項目を見ながら、
今後、このようなことに注意しながら運転する、と
(教官に喜んでもらえるように)書いた。
ほぼ全員が書き終わったところで回収してこの日の講習会、全て終了。

お疲れ様でした。


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